機能訓練科の紹介

大西病院の機能訓練科では、患者一人ひとりに寄り添ったリハビリテーションを提供し、質の高い機能回復を目指しています。医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が連携し、患者の状態や目標に応じた個別のリハビリプログラムを立案・実施しています。
また、当科では臨床研究にも積極的に取り組み、最新の医療知見を治療に生かす努力を続けています。特に、人工膝関節置換術(TKA)に関する研究に力を入れており、手術後の早期回復を促進し、患者の生活の質(QOL)の向上を図るための研究報告を行っています。高度な機能回復や治療満足度の向上を目的としたリハビリテーション手法の開発・検証を行い、エビデンスに基づいた最適なリハビリテーションの提供を目指しています。
スタッフと施設基準
スタッフについて
- 理学療法士 20名
- 作業療法士 9名
- 言語聴覚士 4名
- 物理療法専任スタッフ 3名
- 機能訓練室 助手 1名
2025.3.1時点
施設基準
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(1)(脳I)第53号
- 運動器リハビリテーション料(1)(運I)第674号
- 呼吸器リハビリテーション料(呼I)第469号
- がん患者リハビリテーション料(がんリハ2)第48号
- 歯科口腔リハビリテーション料2(歯リハ2)第188号
機能訓練室の紹介

大西病院の機能訓練室は、患者さん一人ひとりの回復を丁寧に支援し、安心してリハビリテーションに取り組んでいただける環境を提供することを目指しています。
東館5階には、理学療法・作業療法・言語療法・物理療法を包括的に行う訓練室を設置し、東館6階には言語聴覚室と作業療法室を配置しています。患者さんの状態や目標に合わせたきめ細やかなサポートを行い、多角的かつ専門的なリハビリテーションを提供できる体制を整えています。
リハビリテーション専門職のご紹介
理学療法とは(Physical Therapy : PT)
理学療法士は、主に運動機能の回復を目的としたリハビリテーションを担当します。歩行訓練や関節の可動域改善、体幹バランスの保持、筋力強化などを通じて、患者さん自身の自立生活に繋げられるよう支援しています。特に、人工膝関節置換術後のリハビリに力を入れ、日々研究を重ねて早期回復と機能向上を目指しています。
作業療法とは( Occupational Therapy : OT)
作業療法士は、日常生活動作(ADL)の向上を目的としたリハビリテーションを行います。食事や着替えなどの基本的な動作から、仕事や趣味といった社会活動に至るまで、患者さんがより充実した生活を送ることができるよう支援しています。
また、上肢の機能回復や認知機能のトレーニングに加え、福祉用具の活用支援や住環境の調整、発達障害や高次脳機能障害に対するリハビリテーションにも取り組んでいます。個々の生活環境や能力に応じた適応訓練を行い、退院後も安心して生活できるようサポートします。
言語聴覚療法とは( Speech Therapy : ST)
言語聴覚士は、言語や嚥下機能に関するリハビリテーションを専門とする職種です。私たちは、ことばを通じて気持ちや考えを伝え合い、経験や知識を共有して生活しています。しかし、病気や事故、発達上の問題などによって、言語・聴覚・発声・発音・認知機能が損なわれることがあります。言語聴覚士は、言語障害や聴覚障害、摂食・嚥下障害を持つ方に対し、専門的な評価と機能訓練を提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。
主に、脳血管疾患後の失語症や構音障害、摂食・嚥下障害に対して、個別の評価(認知機能も含め)と訓練を行い、患者さんが少しでも自信を持ってコミュニケーションを取れるようサポートしています。また、嚥下機能評価にも対応し、安全に食事ができるよう支援を行っています。
当院のリハビリテーションチームは、患者さん一人ひとりの状態に応じたリハビリテーションを提供し、「できること」を増やすサポートを行っています。
物理療法とは
物理療法は、温熱、超音波、低周波、電気などの物理的刺激を利用して、患者様の症状軽減や組織回復を促進する治療法です。これらの施術では、機器を活用して痛みの緩和や組織の機能向上をサポートします。
物理療法は、患者様一人ひとりの症状や治療目的に応じて提供されます。機器を使用することで、手技療法と併用して、より精度の高い治療を行います。
物理療法の主な施術
- 痛みの軽減:痛みの緩和を目指して施術を行い、患者様の快適な日常生活をサポートします。
- 傷の回復促進:体内の回復プロセスをサポートし、傷の治癒を助けることがあります。
- 筋肉や靭帯の柔軟性向上:組織の緊張を和らげ、しなやかさを促すことが期待されます。
- むくみや体液循環の改善:体液の循環が改善されることがあります。
- 血流の改善:血行促進を目指して、組織の回復をサポートします。
- リラックス効果:体と心のリラックスを促進し、回復に寄与する場合があります。
- 運動療法との併用効果:運動療法の効果を高める可能性があり、総合的なリハビリをサポートします。
物理療法は、患者様一人ひとりの治療計画に基づき、症状改善や回復をサポートする重要な役割を果たします。